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イラストレーター・れのすかさんの力を抜くことで生まれる心にとけ込むあたたかなイラスト《dōzo art club》
 

イラストレーター・れのすかさんの力を抜くことで生まれる心にとけ込むあたたかなイラスト《dōzo art club》

Editer:dōzo編集部

こんにちは。dozoライターのPEです🐣
だんだんと日中は暖かい日が増えてきて、ようやく春の気配を感じる季節になりましたね。

3月の壁紙を描いてくださったのは、イラストレーターのれのすかさん。魚座と牡羊座をイメージした星座のモチーフが、不安と期待が入り混じるこの時期に、そっと寄り添ってくれる一枚です。

今回も、壁紙の制作バナシはもちろん、意外な経歴やこれから挑戦してみたいことなど、たっぷりお話を伺いました!

れのすか

れのすか/Lenoska群馬県生まれ、東京都在住。専門学校でグラフィックデザインを学んだ後、2019年よりイラストレーターとして活動中。水彩絵の具で、モノ・文字・動物などをモチーフに、書籍や雑誌のイラストレーションを制作。シンプルな線とゆるい塗りが特徴。
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いろんな気持ちが混ざり合う3月。不安や期待に、そっとエールを込めて。

↑ イラストはdōzoアプリからダウンロードできます。アプリインストールはこちらから

——今回の壁紙は、れのすかさんの作風ではめずらしいラベンダーカラーが印象的です。壁紙を制作するにあたってモチーフのアイデアや、意識したポイントはありますか?

そうなんです。今回はラベンダーカラーに挑戦してみました。2月の壁紙でイラストレーターの obakさん がオレンジを使われていたので、並びのバランスを考えて、次は紫がいいなと思って。モチーフについては、dozoさんから「星座はどうですか?」というご提案ももらっていたんですが、ちょうど個人的にアニメ『チ。 ―地球の運動について―』にハマって、その影響で星に興味を持つようになって、「そういえば星座のイラストって描いたことがないな」と思い、挑戦してみました。

——アニメがきっかけだったんですね! 以前「最近、星が気になっている」とおっしゃっていたので、どうしてだろうと思っていたんです。

あとは自宅にも星の図鑑があったんですよ。星座ごとのギリシャ神話のエピソードも載っていて、そういうお話ももともと好きなんです。それを見ながら、「どんなイラストにしようかな」とイメージを膨らませていきました。

——星空といえば青っぽいイメージがありますが、その中でもラベンダーカラーを選んだ理由はありますか?

白抜きにしたいなとは最初から思っていて。周りをどうしようかと考えた時に、やっぱり星空なので暖色よりかは青色かな?と思ったのですが、ちょっと暖かさも欲しいなと。あと、3月って卒業式があったりして、いろんな感情が混ざり合う時期だと思うんです。紫は、いろんな感情が同時に存在できる色だなと思って、ラベンダーカラーにしました。

——冬は寒色、春は暖色というイメージがあるので、紫は季節の移り変わりを感じられるカラーだと思いました。それに、れのすかさんのお子さんも、ちょうどご卒業の時期だとおっしゃっていましたよね!

そうなんです。イラストの中の『The future is yours ! 』という言葉は、卒業とか、新しい環境に向けたエールになればと思って入れました。ちなみに、この言葉は息子が最近よく聴いたり、歌ったりしているサンボマスターの『Future is Yours』という曲がきっかけです。すごく素敵な応援ソングで、頭に強く残っていたこともあり、そこから言葉をお借りしました(笑)。

——そうだったんですね!この言葉がとても素敵だなと思って調べてみたら、サンボマスターの曲が一番上に出てきたので、まさかそこが由来だったとは(笑)。ちなみに、今回の壁紙のいちばんのお気に入りポイントはありますか?

今回は、背景や文字、モチーフなどのパーツをそれぞれバラバラに描いて、最後に組み合わせたのですが、結合したときに「いいじゃん!」と思いました。全体のバランスが、バチっとハマったなと感じています。あと、背景は毎回使い回しをせずに描いているのですが、今回は納得のいく塗りまで辿りつけたので、よかったなと思います。色塗りのムラ感は自分でも計算できないですし、結構メンタルが影響するので、特に大きい面は気分のいいときに塗るようにしています(笑)。

日常でふと目に入る色の組み合わせが、アイデアの源。


——れのすかさんの制作スタイルやインスピレーション源について伺いたいのですが、まずは制作スタイルから。今回はラフがデジタル、仕上げがアナログでしたが、作品ごとに制作方法を変えているのでしょうか?

基本の流れは毎回同じです。まずアナログで描いて、そのあとデジタルでラフを作り、さらにもう一度アナログで描いて、最後にPhotoshopで少しだけ調整する、というのが定番ですね。アナログとデジタルを行ったり来たりしながら仕上げています。アナログで描くときは、使う道具も決まっていて、いつも同じスケッチブックと水彩ペン、筆を使っています。

いつも使っている制作道具

——デジタルとアナログを交互に使うスタイルなんですね。ちなみに、インスピレーションは日常の中から得ることが多いですか?

そうですね。特に色のアイデアは、服の色からもらうことが多いです。日常の中でふと目に入る配色が、そのまま絵の引き出しになっています。自分の服でも、周りの人の服でも、「この色の組み合わせ、好きだな」と感じたときに、今度はこんな配色で描いてみたいなと思うことがよくあります。あとは、映画に出てくるおうちの中のインテリアの色味を参考にすることも多いですね

——服の色味からインスピレーションを得ているんですね!ちなみに映画は、具体的にどんな作品をよく観ますか?

「A24」という、アメリカの独立系映画制作会社の作品が好きです。いいなと思う映画を振り返ってみると、だいたいこの会社が手がけていることが多くて。映画に出てくる、カラフルだけど、どこか落ち着きのあるくすみカラーのような、自然と馴染んだ配色に惹かれます。最近は青紫っぽい色が特に気に入っていますね。自分の中で好きなカラーがわりと決まっているので、狙っているわけではないんですが、同じ色を使ってしまうことも多いです。

——ほかにも、今の作風に影響している作品や作家さんがいれば、ぜひ教えてください。

『暮しの手帖』の創刊者である花森安治さんです。『暮しの手帖』は普段からたまに購入している雑誌なのですが、花森さんが描くイラストや文字が、すごく好きなんです。実はこの間、祖母の家に行ったら、すごく昔の『暮しの手帖』が置いてあって。遺伝なのかは分からないですが、「家系的に"暮らし"的なものが好きなんだな」と感じました(笑)。

れのすかさんのおばあ様のご自宅にあった『暮しの手帖』

——たしかに、れのすかさんの作風からは、花森さんが手掛けたデザインが持つあたたかい空気感など、どこか通ずるものを感じます

イラストを描くことで、自分自身を解放していく。


——最近描いた作品の中で、印象に残っているものはありますか?そのとき、どんな気持ちで描いていたのでしょうか。

最近だと、Instagramに投稿した『OUR SPACE』という作品があります。最近と言いつつ、実は去年に描いた絵なんですが、この作品はわりと衝動的に描いた記憶があります。そのとき何を感じて描いたのかは、正直あまり覚えていないのですが。もともと私は、メッセージを直接的に伝えるのがあまり得意じゃないんです。だからこのイラストも、星を描こうと思って描いたわけではなかったと思います。何かを遠回しに、極端に言えば「伝わらなくてもいいや」そんな風に、肩の力を抜いた状態で描くことが多いです。メッセージ性が強すぎる絵は少し苦手なので、見る人が、それぞれ自由に受け取ってくれたらいいなと思っています。

——以前の個展の際に、イラストは自分の思考の整理のために描いていると話していましたよね。

そうですね、これを書きたいっていうより、思考が先にあって、それを自分で整理したいから、絵に落とし込むことをしているんだと思います。なので、オリジナルの作品に関しては、自分のために描いているという部分は大きいです。

——だから、れのすかさんのイラストは、入り込めるというか、見ているとあたたかい気持ちになるんですね。線のゆらめきや、ほどよいムラ感も心地いいです。

きちっと描いてしまうと、自分が疲れちゃって。「こうしなきゃいけない」と思うと、やっぱり疲れてしまうんですよね。日常生活でも、もっと力を抜きたいなと思っているので、そういう気持ちも絵に出ているのかなと思います。性格的に、「しっかりしなきゃ」と思いがちなので、それを解放するために描いているのかもしれません。カウンセリング、というほど大げさではないですが、自分の心を整える時間として、絵があるんだと思います。

遠回りのようで、つながっていたイラストレーターへの道。


——以前から気になっていたのですが、イラストレーターになった経緯をお伺いできますか?

実は、最初に就いた仕事は、銀行のシステムをつくるシステムエンジニアでした。4年半ほど勤めたのですが、「少し辛いな」と感じる時期があって、退職することにしたんです。その後、グラフィックデザインの専門学校に1年ほど通いました。専門学校では、イラストというよりも、ポスターやパッケージ、文字のデザインなどを中心に学んでいましたね。そのあとに子育ての期間があったのですが、やっぱりデザインやイラストが好きだな、という気持ちが消えなくて。そこからSNSにイラストを投稿するようになりました。

——ええ、すごく意外なキャリアですね。今とはまったく違うお仕事です。

一見すると全然関係ないように思えるのですが、システムエンジニアをしていた頃も、銀行の帳票のレイアウトを考えるような作業があって。デザインではないかもしれませんが、レイアウトやプログラミングの考え方は、今の制作にも通じる部分があったなと思います。振り返ると、意外と今につながっている部分も多いですね。SNSにイラストを投稿しはじめてからは、グループ展に参加するようになり、少しずつイラストのお仕事をいただくようになりました。

——SNSから少しずつお仕事につながっていったんですね。イラストの世界に本格的に踏み出す中で、印象に残っている出会いはありますか?

イラストに関しては、専門学校に通っていた頃、絵本がとても好きな先生に出会って、いろいろな絵本を紹介してもらったんです。その先生に教えてもらった『グラフィックデザイナーのブックデザイン』という本が特に大好きで、この一冊からもたくさんインスピレーションをもらいました。絵本も多く登場する、素敵な本です。

——これからやってみたいお仕事や挑戦したいことはありますか?

自分で絵本を描くのはいつかやってみたいなと思っています。絵本のお仕事はしっかり勉強も必要だと思うので、今すぐには難しいと思いますが、今後の人生のどこかでは挑戦したいです。それから、本が好きということもあって、言葉とコラボしたイラストのお仕事にも興味があります。詩集の挿絵や、小説の装丁など。言葉や文章を書く方や、異業種の方とも、一緒に制作してみたいです

——れのすかさんのイラストにとてもぴったりだと思います。今後のご活躍もとても楽しみです!最後に、dozo にちなんで、印象に残っているギフトを教えてください。

個展を開催したときに、手書きのお手紙をたくさんいただいたのが、とても嬉しくて印象に残っています。あとは、やっぱりお花をいただくのも嬉しいですね。去年の個展の際に、小学生の男の子が選んでくれたお花をいただく機会があって。色やお花の種類をいろいろ考えてくれたんだろうなと思うと、本当に胸がいっぱいになりました。ただ、我が家にはちゃんとしたフラワーベースがなくて(笑)。こういうときのために、事前に用意しておかないといけないなと感じました。dozoさんのギフトには、おしゃれなフラワーベースがたくさんありますよね。贈り物として、とても魅力的だなと思います。

——手書きの手紙や、自分のために選んでくれたお花、どちらも思いのこもった特別なギフトですよね!dozoのフラワーベースも、ぜひ贈り物に使ってみてください😊れのすかさん、この度は素敵なお話をありがとうございました✨

🐟🐑 れのすかさんの壁紙は、dōzoアプリからどーぞ!

れのすかさんの壁紙は、dōzoアプリでダウンロードできます!
あなたのスマホにも3月のぬくもりを♡

■ダウンロード方法
1. dōzo公式アプリをダウンロード
2.アプリの会員登録をして、ホーム画面を一番下までスクロールすると、「Wall Paper 今月の壁紙」が出てきます
3. 「壁紙をダウンロードする」ボタンをタップして、壁紙を表示
 ※過去の壁紙は「過去の壁紙を見る」をタップ→壁紙画像をタップして、壁紙を表示
4. 左下のシェアボタンをタップ→「画像を保存」で保存ができます!

Text :PE
Edit:dōzo編集部
Photo:れのすかさんご提供

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