アートギャラリーで『音楽』を体感！企画展レポ＆2月のイチオシ展示会情報《Illustrators News vol.6》

Editer：サトウ

みなさんゴンにディバ✋（まだ言ってる）、dōzo編集部のサトウです。
イラスト関連のホットなイベント情報をお届けする「Illustrators News」、第6回は久しぶりの更新になってしまいましたが、2023年はまだまだこれから。今年もたくさん発信していきますよ〜！

今回は1月末〜2月に開催される4つのイベントをチェック！

目次
1. 伊勢丹新宿にアートなファブリックのお店が出現！村上生太郎さんのアートが買えちゃうよ！
2. mameさんの初作品集「愛してるっていってよね」が発売！大阪では発売記念展もスタート
3. Aki Ishibasiさんの個展が開催！渋谷で「ハチあわせ」しましょ。
4. アートギャラリーで『音楽』を体感！Park Galleryのグループ企画展をレポート

1. 伊勢丹新宿にアートなファブリックのお店が出現！村上生太郎さんのアートが買えちゃうよ！

「アートと暮らす。」をコンセプトに、国内外で活躍する写真家やペインティングアーティストの作品をデザインに落とし込んでプロダクトづくりを行う《FAVORRIC》。ブランケットやトートバッグなど、布ものを中心としたプロダクトを数多く手掛けています。

そんな《FAVORRIC》のショップが期間限定で伊勢丹新宿に登場！

dōzoの描き手からは村上生太郎さんが参画。カラフルで大胆な色使いのニットブランケットはお部屋を一気におしゃれにしてくれそう。

このブランケットは絵柄がプリントではなく「織り」で表現されていて、作品の細かいタッチや雰囲気を残すべく、デザインだけでなく製法にもこだわって作られていることがわかります。

今回のPOPUPでは村上さんをはじめとした7名の作品から、ブランケット、トートバッグ、ポーチなどが出品されるとのこと。普段はオンライン販売のみのブランドなので、実物が見られるこの機会は貴重！ぜひチェックしてくださいね！

FAVORRIC POPUP STORE
2023.1.25-2.7　10:00-20:00
@伊勢丹新宿店本館1階雑貨/イセタンシード
〒160-0022 東京都新宿区新宿３丁目１４−１

2. mameさんの初作品集「愛してるっていってよね」が発売！大阪では発売記念展もスタート

1月17日に発売されたmameさんの作品集はもうチェックしましたか？

『愛してるっていってよね』はmameさん初の作品集。漫画家から会社員を経て再びイラストを描きはじめた彼女の、活動初期から現在までの間に描かれた作品がぎっちり200pに渡って収められています。

私がこの作品集を読んで驚いたのは、作品の収録点数もさることながら「メイキング＆ビジュアルブック」とあるようにイラストの製作過程を公開しちゃうという内容の豪華さ。そんなトコまで見せちゃっていいんですか!?って感じです。

イラストを描く人が参考にできそうな専門的な解説もありますが、素人の私も「へ〜そうやって描いてるんだ〜！」とドキドキワクワク。普段は完成した絵しか見ることがないので、一番最初の下書きの状態（ラフ）を見れるのも面白い…！

その他にも、作品に登場するキャラクターたちの細かい設定（お部屋とか持ち物とか）を描いた「ものぐさノート」や、mameさんの世界観のバックグラウンドに触れられるインタビュー記事など、ファン必読の一冊です！

そして、大阪では作品集発売を記念した展示会も開催！特典つきの作品集や限定グッズの販売もありますので、お近くの方は足を運んでみてください〜！

作品集「愛してるっていってよね」
発売記念展示会
2023.1.28-2.26　13:00-19:00
@シカク
〒554-0013 大阪府大阪市此花区梅香１丁目６−１３
特設サイト

3. Aki Ishibasiさんの個展が開催！渋谷で「ハチあわせ」しましょ。

WEB、商品デザイン、キャンペーンビジュアルなど、いろいろなブランドから引っ張りだこのAki Ishibashiさん。

おいしそ〜な食べ物と、ちょこんと描かれる人間の組み合わせがいつも可愛いですよね。小さく描かれている人間たちは、よーくみると憎めない表情だったり、お尻がプリっとしていたりと愛嬌たっぷり。

クライアントワークから地方のディープなイベントまで、目まぐるしく活躍するAkiさんですが、東京での個展は久しぶりとのことで期待が高まります！

しかも展示される作品は新作・アーカイブをあわせて100点以上！たくさんの作品たちに囲まれて、彼女の世界観を堪能できちゃいます♡

Aki Ishibashi SOLO EXHIBITION
「ハチあわせ展」
2023.2.7-2.23　11:00-20:00
@Gallery Coceal Shibuya（Space A）
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂１丁目１１−３第１富士商事ビル 4F

4. アートギャラリーで『音楽』を体感！Park Galleryのグループ企画展をレポート

dōzoの記事でも毎度おなじみ、東京・末広町の Park Galleryさん。その企画展『音楽』が1月25日からスタートしていたので、実際に行ってきました！

はて、視覚芸術がメインはずのアートギャラリーで『音楽』の展示とは？
気になって足を運んでみたら、すっごく楽しかったんです！

企画展『音楽』とは？

私たちの身近にある音楽は＜アート＞との親和性も高く、長い歴史の中で二人三脚のように歩んできた存在でもあります。

この展示では、サブスクが主流となり、音楽の手触りやプロダクトとしての価値、ドラマ性を失いつつあるこの時代に、改めてもう一度「音楽」の持つ「音楽」だけじゃない魅力を、さまざまなアーティストやクリエイターたちによる多角的な表現を通じて楽しめたらと思っています。

今回の展示には、音楽が好きで、音楽を奏でるように表現する作家たちが参加してくれました。この企画を考えてまっさきに思い浮かんだ作家のみなさんです。

見に来てくれるひとたちにとっては今よりもっと音楽を聴くことが楽しくなるような企画であることはもちろん、音楽が改めて「手ざわり」を取り戻す、そのきっかけになるような展示になればと思っています。
（引用元：Park Gallery）

曲を聞いたり、歌詞を読んだり、音楽についてのエッセイを読んだり…見どころが満載！

たとえば「買ったばかりのCDのセロファンを破く瞬間」とか「家で小さなピアノを弾く母親の姿」とか。曲を聞くという行為に限らない、その周辺の記憶全てをひっくるめて「音楽体験」なんだと改めて思い出させてくれるような展示でした。

ギャラリーの壁にはkilldiscoさん、ナカムラミサキさんなど12名の作家たちによる絵やアートワークのほか、音源やテキストの展示も。「これはなんだ？次はなんだろう？」と終始ワクワク。

イラストレーター・ナカムラミサキさんは架空のバンド「お茶碗ズ」の曲を実際に作り、レコーディングした音源を展示していました。QRコードを読み込むと、イヤホンから流れてくるアコースティックギターの夕焼けっぽい曲調。お茶碗ズってこういう感じのバンドだったのかぁ。歌詞カードを読みながら、作詞作曲したバンドメンバー「米田豊作」に思いを馳せました。